農作業安全ポスターコンテストの書き方・イラスト作成のコツ

皆さまは、農作業中にお亡くなりになられた方の数をご存じですか。

農林水産省が取りまとめた死亡事故のデータによりますと、平成29年には304人の方がお亡くなりになられています。

この年のデータを確認しますと、機械が原因での事故死が69.4%と半数以上を占めていました。

 

残されたご家族の為にも、私たちは「事故ゼロ」を目指していく必要があります。

このような経緯から、農林水産省は「農作業安全確認運動」の一環として、「農作業安全ポスター」のコンテストが開催されています。

この記事では、コンテストに向けてイラストの描き方のコツを伝授していきます。

 

入賞のコツ・ポイント

入賞を目指すうえでは、コンセプトが主催者様の考えと一致する必要があります。

そのため、重要なのは主催者様が何を目的にしているのかを把握することが大切です。

今回ですと、「農作業の安全性の啓発運動」という意図が汲み取れますので、皆様は、それをどうやって表現するかを考えなければなりません。

この場に、実物の用意が出来なかったので、想像の範疇になってしまいますが、例え話を一つだけさせて下さい。

例えばですが、目の前で「野菜が沢山あり、美味しそうな絵」と「農家の方達が手を取り合っている絵」を見比べた時に、どちらの方が「安全の大切さ」を訴え掛けている 絵だと思いますか。

私は、後者の絵の方が安全性を訴えかけていると思います。

理由は、前者の絵に関しては、農作物の販売促進を訴えている絵のように見えてしまうからです。

ですが、後者の絵には手を取り合って助け合っている絵のように思えます。

助け合うことによって、一人一人の負担が減り、結果的には安全な農作業に繋がると考えています。

このように、入賞を目指すのであれば、コンテストの募集テーマと自身が描いた絵のコンセプトが一致しているのかを考えることが重要になってきます。

 

ポスターの構成

  • ジャンプ率を考える

ジャンプ率とは、本文と見出しの大きさの比率のことです。

ジャンプ率が高いと、賑やかで楽しい印象を与えます。

その反面、軽い印象を与えてしまうといったデメリットも存在しています。

 

ジャンプ率が低いと、高級感があり大人っぽい印象を与えます。

ですが、大人っぽく見えすぎて詰まらないといったデメリットも存在しています。

ポスターを作成するうえでは、ターゲット層を絞り、ジャンプ率を予め決めることが重要になるのです。

 

疑問形のキャッチコピー

ポスターでは、キャッチコピーも重要になります。

今回のように、「安全の大切さ」を訴えかけたい時には、疑問形のキャッチコピーが有効です。

これは、質問されると答えたくなるという、脳の性質を利用した技法の一つです。

 

メリットとしては、大切なことを自分自身で気づかせることが出来るからです。

個人的には、自分自身で安全の重要性に気づくことが、事故防止に繋がっていくのではないかと考えています。

もし、私と同じ意見を持っている方がいましたら、この技法を活用してみて下さい。

 

簡単なイラストの描き方

  • 機械の描き方

皆さんは、機械を描くのが難しいと感じたことはありませんか。

ですが、農作業安全ということで、農業機械を描きたいと思っている方もいらっしゃると思います。

ここでは、機械を描く際の手順を伝授していきます。

 

立体図形を描く

まずは、描きたい機械を写真などで確認します。

その時に、機械を大まかな図形で表して型取りします。

コツはシンプルに描くことです。

 

  • 面取り

四角の図形の場合、不必要な角を取るように修正します。

 

  • 凹凸を加える

ここでは、図形に凹凸を加えて立体感を出していきます。

このときも、シンプルに線だけを描き加えて、大まかなシルエットを作ることが大切です。

 

  • 溝を描く

細かい溝を一つずつ描き込んでパーツのメリハリを付けていきます。

 

  • ディティールを描き加える

ここで初めて、細かいパーツを描いていきます。

ポイントは、奥行きなどを出して機械の精密部品を描くことです。

また、線の強弱を意識することによってリアルな表現が出来ます。

 

  • 足りない個所を描き加える

最後に、抜けている部品が無いかを確認します。

車の場合ですと、タイヤの溝がしっかりと描かれているか。

ライトの部品が抜けていないかを確認します。

これらを確認して、全て描かれていたら完成です。

 

【参考】

もっとリアルな雰囲気を出したいという場合には、着色時に砂埃や傷を意識して塗ると機械にリアル感が増してワンランク上の作品が完成します。

是非、挑戦してみて下さい。

 

農作業安全ポスターの書き方まとめ

冒頭でもお伝えしたように、農作業中の事故が後を絶ちません。

場合によっては、事故が原因で命を落としてしまう方も少なからず存在します。

 

私たちは、コンテストを通して自分たちが何を出来るのかを考える必要があります。

まずは、小さなことかも知れませんが、農家の方達に感謝して農作物を頂きましょう。

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