薬と健康の週間ポスターコンクールの書き方・簡単なイラストのコツ
厚生労働省や薬剤師会は「薬と健康の週間」として医薬品の重要性、薬剤師の責務を理解して貰うため、毎年10月17日~23日に啓発活動を行っています。
医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを啓発する目的で『薬と健康の週間ポスター』が募集されています。
入賞のコツ・ポイント
審査員に見てもらう為には、事前に応募規約を調べて、その場に相応しい絵を描く必要があります。
今回のケースでは、「文字の挿入」と「えのぐ」の使用が禁止されています。
小さなミスを防ぐためには、このように情報収集をしっかりと行うことが大切です。
条件を完璧にクリアしたうえで、初めて審査の対象になることを忘れないで下さい。
入賞を目指すのであれば、「最高の作品を作ってやる!」というぐらい意識を高く持って、コンペに挑む必要があります。
そのため、「まぁ、いっか」と妥協するのではなく、イラストに違和感がないかを確認しながら、何度も何度も修正を加えて作品を制作する必要があります。
また、審査員の心を掴むには、自分本位の作品を制作するのではなく、相手が求めている事を理解して、イラストを完成させるのが入賞するためのコツです。
ポスターの構成
今回は、キャッチフレーズを付けることが出来ないため、イラストのみで勝負する必要があります
そこで、イラストを描く際に役立つ三つの技法をご紹介します。
- 主役を目立たせる
一番見てほしい要素を堂々と配置することが重要です。
例えば、このコンペでは薬剤師を描く人が多いと思いますので、薬剤師を中心に描いて印象付けるのも表現の一つです。
逆に、薬剤師の重要性を伝えたいのにもかかわらず、端っこに描いてしまうと制作者の意図が審査員などに伝わらず、困惑させてしまう可能性があります。
ポスターは伝えると言うことが重要になってくるので、主役を堂々と描いてしまうのをオススメします。
- 余白の重要性
イラストは派手に描かないといけないと強迫観念に駆られている方もいると思いますが、イラストを描く際には、沢山の情報を詰め込みすぎないことも大切です。
そうすることによって、高級感のあるシンプルな作品が完成する場合もあります。
シンプルな作品を完成させるためには、不必要な情報を省いて余白を作ることが重要になってきます。
最初は抵抗があるかも知れませんが、上級者のテクニックとして取り入れてみて下さい。
- 三分割法
縦横に2本ずつ線を引き格子状に区切ってからイラストを描く技法です。
この時に、縦と横で交わった部分を「スイートスポット」と呼びます。
この部分にメインを配置することによって、バランスの取れたイラストが完成します。
あくまでも、イラストを描く際の目安として用いることが大切になります。
そのため、配置にズレがある場合は、修正が必要になります。
ズレが生じていないか何度も見直しをすることが重要になってきます。
この技法は写真などにも使われているので、気になる方は詳しく調べてみて下さい。
【簡単なイラストの描き方】
- 立体的な服の描き方
結論から言いますと、裸体を先に描いた方が服を立体的に描きやすくなります。
理由は、人体の構造を把握することが出来るからです。
そうすることによって、体をバランス良く描くことが出来るだけでなく、シワが出来る場所が明確に分かるからです。
そして、シワが出来る場所というのは、主に肘や膝などの関節が中心です。
また、関節から流れるようにシワが出来るので、その流れに沿って描くのがポイントです。
次に影に関してですが、基本的に影は凹凸の凹の部分に出来ます。
その部分に、影色を加えることで立体感が増します。
注意点としては、「影=黒」では無いので、適した影色を調べながら塗って下さい。
- 表情の描き方
人間には、「喜怒哀楽」があり、感情によって表情の描き分けが必要になります。
基本的に表情を描き分ける際には、目・鼻・口が重要になってきます。
これらを上手く組み合わせることによって、表情を作ることが出来ます。
今回は、笑った顔を参考にパーツの描き方を解説していきます。
目…細くなり、目尻が少し下がる。
眉…全体的に曲線を描き下がる。
口…口の大きさは決まっていないが、口角は必ず上がる。
※目と眉の位置を離すことによって、優しい印象や子供っぽい無邪気な印象を与えることが出来ます。
【まとめ】
私たちが健康に暮らせているのは、医療従事者のおかげです。
病気になった時に、最後に助けてくれるのは医師や看護師、薬剤師の方々です。
現在は、コロナの影響で医療従事者に対しての誹謗中傷が多発していると聞いています。
正直、私には誹謗中傷をする意味が分かりません。
考え方は自由ですが、最後に私たちを救ってくれるのは、彼らだと言うこと忘れないで下さいね。
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